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ジークアクスで、庵野復活なるか?(あくまで個人の感想です)――世評が気になるお年頃!

『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス) 公式サイト』より
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス) 公式サイト』より

ガンダム新作ジークアクス劇場先行版が好調!興収1位

『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』は公開初週に動員約35万人、興行収入約5.9億円を超え、週末観客動員ランキングで1位を獲得。制作がスタジオカラー×サンライズのタッグであること、また公開初日に“ネタバレ無制限”チャットを公式が開設したことが話題を呼んでいます。

カラー流の“予告ネタバレ抑制”とファンの熱狂

庵野秀明監督作品やスタジオカラー作品では、“必要最低限の予告”で情報解禁を抑え、本編を劇場で初めて体験させるという手法が多く用いられてきました。今回も詳細を伏せる形で公開へ突入したため、「ネタバレ前に観るしかない!」とファンが初日から殺到。SNSでも一気に話題が拡散しました。

逆手を取った“ネタバレ無制限”が生み出す勢い

一方、公開に合わせて公式YouTubeチャンネルでは“ネタバレOK”のフリーチャットを解放。通常はネタバレを嫌う風潮が強い中、あえてそれを公式が許容したことで、ファン同士が一気に感想や考察を共有し合う“お祭り状態”に。初週の大ヒットを後押しする要因となりました。


ガンダム新作に興味を失っていた私が、なぜ再び心を動かされたのか

実は、私は最初、この『ガンダム ジークアクス』に対してあまり興味がありませんでした。
もともとガンダムは初代シリーズが好きなだけで、最近の派生作品にはほとんど手を伸ばしていなかったからです。

さらに、庵野秀明氏に関しても、『シン・仮面ライダー』の出来にかなり落胆してしまい、「もう庵野作品には何も期待しない!」と思ってもいました。

そんな私でしたが、今回の『ジークアクス』についての記事をいくつか目にし、また予告編を見て、そこに強く「トップをねらえ2!」の雰囲気を感じてしまい、思わずトキメイてしまいました。

鶴巻和哉×庵野秀明コンビである事のみならず、キャラクターデザインのテイストが、デザイナーは異なるのに、なぜか『トップ2』を思い出させるところがあって、「もしかして、トップ2のような涙腺崩壊の感動があるのかも??」と、ムクムクと好奇心が湧いてきた次第です。

甦る“トップ2”の記憶と庵野作品への再挑戦

実際、『トップ2』も序盤こそ「これ、大丈夫かな?」と少し戸惑うような展開でしたが、第4話から庵野氏が脚本に加わった途端、物語がいきなり盛り上がり、「やっぱり庵野は天才だ!」と感嘆した記憶があります。

その後、シン・ゴジラ、シン・エヴァ、シン・ウルトラマンでは十分に満足させていただいたからこそ、『シン・仮面ライダー』での絶望感が大きかったのだと思います。

しかし、『ジークアクス』は、そんな私の絶望を再び希望に切り替え、庵野氏への評価を再度高めさせてくれるのではないか——という期待が、今じわじわと高まっているのです。

「そう、庵野氏は実写では時々失敗もするけれど、アニメにおいてはやっぱりオハコでしょう!」と、心のどこかで思ってしまうのです。

まだ映画館に足を運んではいないので、実際のところはわかりません。けれど、こんなに“もったいない”と感じるなら、やはり観に行かない手はないですよね。

この勢いを大切に、近々劇場に足を運んでみようかと考えています。自分の中で失いかけていた“庵野氏への期待”に、再挑戦することになりそうです。

「シン」はどこにいった?

そういえば、監督が違うとはいえ、庵野氏が絡んでいるのに「シン・ガンダム」という名称にはならなかったのは、ちょっと驚きでしたね。

あれ?今は「シン・宇宙戦艦ヤマト」の制作にも関わっているんでしたっけ?

そちらも「シン」が付くのか付かないのか?…まぁ、近々はっきりするとは思いますけれど!楽しみですね!