要約
1月12日放送の『サンデージャポン』で、コメンテーターの石田健氏が中居正広の女性トラブルを取り上げ、テレビ局の報道姿勢に対する忖度のない苦言を呈しました。石田氏は「フジテレビが当該社員の関与を否定する一方で、1年以上トラブルが表に出るまでの対応が十分だったのか」「他の事件ならば突撃取材をするのに、なぜテレビ局に対して行わないのか」といった3つの問題を指摘。これが視聴者から「正論」「よく言った」と高い評価を得ています。
一方、フジテレビを含む各局の沈黙や曖昧な対応については、視聴者からも不満の声があり、「今回の件が業界の透明性のなさを浮き彫りにした」との指摘も目立ちます。石田氏の発言は、業界全体の問題を考え直すきっかけとして注目されています。
論評
石田健氏の発言は、メディアの報道姿勢における自己批判がいかに不足しているかを浮き彫りにしました。特に、フジテレビに関連する問題について、他の事件で行うような「突撃取材」や「追及」が行われない現状に対する指摘は、多くの視聴者が抱えるモヤモヤを代弁したと言えるでしょう。
コメントにもあるように、「テレビ局が他者には厳しく追及するが、自分たちには甘い」という矛盾は視聴者の信頼を損ねる要因です。この問題を解決するには、石田氏が指摘するような「取材や説明責任を尽くす姿勢」が必要不可欠でしょう。
また、フジテレビのみならず、業界全体で透明性を高める努力が求められています。ジャニーズ問題や松本人志の件でも指摘されるように、メディアが自身の問題に対しても厳しく向き合い、報じるべき内容をしっかりと伝えることが重要です。今回の石田氏の発言は、メディア内部の風通しの悪さを改善する契機となるべきではないでしょうか。
論評補足
元記事についたコメントにある通り、「石田氏の発言は痛快だが、当たり前の正論」という指摘は的確です。本来であれば、こうした意見がメディア内部でも自由に語られるべきであり、それが業界全体の信頼性を向上させる第一歩となるでしょう。しかし、現状の風通しの悪さが問題の根源であり、メディア自身がその構造を改善しなければ、視聴者からの信頼を取り戻すことは難しいでしょう。石田氏の発言がそのきっかけとなることを期待したいと思います。
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