要約
フジテレビ系『Mr.サンデー』(12日放送)は、中居正広の女性トラブル問題を取り上げませんでした。今年初放送となった同番組では、寒波やハンマー事件、ロサンゼルスの山火事などを報道しました。一方、同日の『ワイドナショー』では、中居のトラブル問題について議論が行われ、番組の最後にフジテレビが「事実確認を含め、誠実に対応する」との見解を発表。中居が司会を務める『だれかtoなかい』は放送休止となっています。
論評
同局内で同じ日に放送された『Mr.サンデー』と『ワイドナショー』が、中居正広の女性トラブル問題に対して異なる対応を見せたことは、フジテレビの編集方針の一貫性について疑問を生じさせる事態となっています。『ワイドナショー』が問題を特集し、局としての見解を示したのに対し、『Mr.サンデー』は報道から完全にこの件を除外しました。
これにより、視聴者の間では「なぜ『Mr.サンデー』では触れなかったのか?」という疑問が広がっています。情報番組として、注目を集める話題に触れる責任がある中、報道の選択基準や姿勢が視聴者に透明性を欠いている印象を与える可能性があります。
フジテレビとしては、問題に対して「誠実に対応する」という方針を示しているものの、報道する番組ごとに対応が異なる点が批判を呼ぶ可能性があります。今回の対応は、情報番組の編集方針と視聴者との信頼関係について考えさせられる一例となっています。
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